「ご要望が出てくればお子さん用も必要に...」
ネット上では、重信が使用する「走塁ガード手袋」を見たファンから様々な声が上がっており、「指先が長くなりランナーが有利になるのでは」と懐疑的な声も見られる。このような疑問に応えるため、記者が実際に「プロ772 スライディング・ミット」を装着し、フィット感を確認してみた。
まず指先を手袋に入れ、先端まで滑らす。指先が先端に到達するのを確認した後、手首をマジックテープで固定する。実際、手袋を装着してみると、手首部分に内蔵されたプレートによって手首が想像以上に固定される感じがした。手首をしっかり固定することで、指先の隙間はできなかった。ただ、一部のプロ選手から指摘があったように、装着した際に全ての指が手袋の中に納まるので慣れるまで時間がかかるかもしれない。
また、プロの球団以外では大学の軟式野球チームが同社の「走塁ガード手袋」を購入したという。高校野球に関しては、現時点で日本高校野球連盟の許可がおりていないため、公式戦で使用することは出来ない。
丸山氏は「アメリカではジュニア用を販売しておりますが、弊社ではまだ販売しておりません。これからご要望が出てくればお子さん用も必要になると思います」と話した。
近年、野球用具は飛躍的に進化を遂げ、選手のケガ防止にもつながっている。果たして今後、「走塁ガード手袋」は野球界に浸透していくのか...。注目していきたい。