あのシベリア鉄道が「遅く」しかし「より快適」に? 7月ダイヤ改正、全線走破経験者が読み解く

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中間客利用重視の表れか

   筆者は2018年末にシベリア鉄道全線走破を達成した。車内でロシア人乗客に聞くと、空港がない町へ行く際にシベリア鉄道を利用し、飛行機で行けるところは飛行機で行くというスタンスだった。毎日運行になり、新型車両に置き換えた上で停車駅を倍増する「ロシア号」の方針を見ると、明らかに中間客利用を重視しているように思える。

   ところでシベリア鉄道全線走破をした方なら、同乗客から食料をもらったことはないだろうか。筆者が乗車した時は短距離利用(1泊2日)が多く、ロシア人乗客であっても食料を十分に持ち合わせていないことがあった。これからシベリア鉄道全線走破する方は乗車前にスーパーマーケットで十分に食料を確保することをおすすめする。

(フリーライター 新田浩之)

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