「緊急事態宣言が出され、需要が一気に...」
売り切れについて、日本食品製造の代表・戸部謙ルイス氏は「多くの店舗様で製品が売り切れ(欠品)しており、お客様に大変ご迷惑をお掛けしており、大変申し訳なく感じております」とコメントした。
さらに、3つの要因を語った。まず緊急事態宣言を挙げ、
「今回のコロナの感染の広まりにより、緊急事態宣言が出され、需要が一気に高まったことが第一の要因であると考えております。オートミールは他のシリアル類と異なり、お粥状にして食べることができ、主食として常食されているお客様がいることから、お米などと同じく、買いだめが一時的に進んだと推測されます。また、離乳食としても、利用されている方々が多く、多めにご購入頂いたと推測されます。さらに、ボディービルダーやスポーツ選手、ダイエット中の方々も常時使用されているため、これらの方々も多めにご購入されたのではないでしょうか」
とした。第2に、
「ダイエットや『腸活』用として、オートミールの使用が増えていることも要因であると考えます。コロナ感染の広がる以前より、オートミールの需要は毎年少しずつ高まっておりましたが、売り切れになるほど需要が高まっていたわけではありませんでした。しかしながら、今回の緊急事態宣言により、需要が一時的に高まったと推測されます」
とのことだ。そして第3には
「オートミールを製菓材料として使用される方々も多くおられ、今回の緊急事態宣言により小麦粉やパンケーキミックスが売り切れ状態になり、オートミールも製菓材料として一部のお客様にご購入された可能性が高いものと推察しております」
と、「製菓材料」としての需要も挙げた。
増産については
「今年の3月よりフル生産をしており、通常の2倍以上の製造量を現在製造しております。日々、お客様からは販売店などの問い合わせを多くいただいておりますので、全社一丸となって欠品状態の解消に努めております。常食されているものが無くなることは、極めてお客様にご迷惑をおかけしてしまう事を重々理解しておりますので、6月中までには、品切れ状態が無くなるよう増産・出荷中であります」
と、欠品解消を目指す。