スーパーマーケットなどで「オートミール」製品の売り切れが相次いでいるとの声をSNSで多く見かけるようになった。
なぜこのような事態が起きているのか、J-CASTニュースはオートミールメーカーに取材した。
「ダイエット目的で米の代わりにオートミール食べてたんだけど...」
オートミールとは、オート麦(えん麦)という穀物を原料とする食品。血糖値が上がりにくいという性質や、栄養豊富だということから、なかやまきんに君を始めとする筋トレ系・ダイエット系ユーチューバーらによって「ダイエット食品」として動画などで紹介されている。
ツイッターで「オートミール 売り切れ」と簡単なキーワード検索をかけると、2020年2月ごろから売り切れ報告のツイートが1日1件ほどヒットする。4月中旬からは1日5件前後見られるようになり、5月末になると1日約20件以上存在する日も。6月に入っても
「ダイエット目的で米の代わりにオートミール食べてたんだけど、スーパーに行くとずっと売り切れ」
「ずっと売り切れ中で次回入荷未定のポップまで貼られているから日本国民はとうとうオートミールの魅力に気づいてしまったのかも」
といったツイートが1日20件前後見つかる。
アマゾンの価格の推移を集計しているサイト「Keepa」を見ていくと、海外メーカー「クエーカー」の「クエーカーオールドファッション 4.52kg」は、3月15日ごろには2300円前後だったようだが、6月9日には4990円ほどで売り出されている。
同じくオートミール製品で知られる「日本食品製造」によると、「日食プレミアム ピュア オートミール 300g」の「参考売価」は370円(税抜)。Keepaを参考にアマゾンを見ていくと3月15日ごろには8袋セットが3600円程度だが、こちらも6月9日には4500円と、通販では高騰気味のようだ。