伊藤惇夫氏「派閥の順送り人事の象徴的な人物ですよ」
政治アナリストの伊藤惇夫さんは、北村氏について、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「元々、派閥の順送り人事を安倍政権が丸飲みした形ですね。その象徴的な人物だと思います。当選回数が多いのに大臣になっていない人を岸田派から送り込まれたわけです。最初から、『この人危ない』と言われていましたね。イジメだと言うなら、大臣にしなければよかったんですよ」
こんな人事が安倍政権に与える影響については、伊藤さんはこう言う。
「政権の足元がだいぶふらついてきており、自民党の党内がざわつき始めています。安倍さんは、粘り腰で長期政権を維持してきており、ほとぼりが冷めるのを待つのだと思いますが、今回も通用するのかどうかでしょうね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)