新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワークの導入などによって、「コミュニケーション」の取り方が注目されてきている。そんな中、漫画「四十七大戦」の作者である一二三(ひふみ)さんが投稿した漫画「人と仕事をするのは大変だという話」がツイッター上で話題となっている。
J-CASTニュースは、一二三さんにこの漫画の制作背景や、漫画家業へのコロナの影響などを取材した。
約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなど話題に
一二三さんは、漫画「Now playing」、「四十七大戦(しじゅうしちたいせん)」の作者として知られる漫画家。2020年6月6日、「人と仕事をするのは大変だという話」と題したエッセイ漫画をツイッターに投稿した。
内容は一二三さんとアシスタントの仕事のやり取りの様子で、指示内容をうまく共有できないアシスタントと認識をすり合わせていく様子を描いている。口頭での指示内容を誤解してしまいがちなアシスタントに対して、指示を正確に伝える方法を模索し、そのアシスタントは指示を口頭で復唱することでミスを減らすことができるように。
このような経験を経て、「外からの情報」の処理の仕方は人それぞれだと気づき、ものをどんな風に解釈するのかや認知の仕方は人によって様々であるとし、「『普通』って意外と存在しない」と語る。
この漫画は「共感」や「気づき」を呼び、9日現在までに約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなどツイッター上で話題となっている。