2020年6月10日のプロ野球・巨人とDeNAの練習試合では、バックネットの裏に複数の人物が映った「パネル」のようなものが掲示され、ファンの間で話題となった。
「バックネット裏ちょっと怖い」
東京ドームで行われた試合のバックネット裏。無観客のはずなのに、そこには試合を見守る人々らしき姿が。しかし彼らの表情は、一切動かない――。
10日の練習試合では、こんな不思議な光景が。ツイッター上では、
「バックネット裏に置いてあるやつにガチでビビった」
「バックネット裏ちょっと怖いw」
と驚くファンによるツイートが100件以上見られる。
実はこれは、観客の映像を映し出した大型LEDパネル。巨人は9日に
「無観客で行われる東京ドームの公式戦のバックネット裏でファンが声援を送っているかのような映像を制作する『バーチャルバックネット裏シート』を実施します。映像を構成するファンの皆さんの写真を本日9日から募集します」
と発表していた。写真をもとに合成した映像を大型LEDパネルに映し、「試合がファンの声援の中で行われているような感覚を楽しむ」ことができ、写真を応募したファンは「自分がドームで観戦しているかのような気分を味わうこと」もできるという。
この企画を行う対象試合は19日から始まる阪神戦以降と発表されており、今回のパネルの写真がファンの応募によるものかは不明。スポーツ報知は今回の試合について、「バーチャルバックネット裏シート」を「テスト的に実施」したものだと10日に報じている。