キャンプ生中継でカセットボンベ爆発 気を付けたい危険な使い方...日本キャンプ協会「教訓にして」

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注意したいガス器具の取り扱い

   独立行政法人「製品評価技術基盤機構」は5月26日、新型コロナの感染拡大防止により、「今年に入ってからカセットボンベの需要が増えています。備蓄や屋内での調理のためと考えられますが、使い方を誤ると製品事故が発生するおそれがあります」と注意喚起する。

   東京消防庁は公式サイト(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-tama/info/gas.html)で、

(1)カセットボンベは表示通り正しくセットする
(2)コンロに指定されているボンベを使用する
(3)2台以上並べて使用しない
(4)大きな調理器具を使用しない
(5)カセットボンベを40度以上になる車内等に置かない
(6)家具、壁、カーテンなどから15㎝以上離して使用する
(7)石綿やセラミック付きの魚焼き器を使用しない

など14項目の注意点を挙げる。

   なお経済産業省は、国が表示を義務付けた「PSLPGマーク」を取得していないカセットコンロは購入しないよう呼びかけている。

PSLPGマーク
PSLPGマーク

   前述の日本キャンプ協会の担当者は、「今回の事故を教訓にしてほしい」と語る。

「過去にもガスボンベの爆発による事故は多発していますし、死者も出ています。誤った使用方法が原因のこともあり、うっかりしたミスや、正しい使用方法を知らない、『自分は大丈夫だろう』という正常性バイアスがあったなど、理由は様々だと思いますが、SNSが発達したこの時代、『ガスボンベの過剰加熱は爆発する』という事実がより広まれば良いなと思います。また、現在新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、外出自粛が続いていますが、今回の事例のように、開放的な屋外に行きたいという需要は高まっていると思います。三密を避けた移動手段を持ち合わせている人は、積極的にキャンプやバーべキューを行うかもしれません。そのようなタイミングだからこそ、自分の身を自分で守るための教訓になれば良いなと思います」
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