「広島はバティスタ、ヤクルトはバレンティンの抜けた穴を...」
Aクラス復帰を狙う中日は、ダヤン・ビシエド内野手(31)は当確だろう。エンニー・ロメロ投手(29)が3月に左肩関節のクリーニング手術を受け、開幕には間に合わないため、残り3枠をライデル・マルティネス投手(23)、ルイス・ゴンサレス投手(28)、ソイロ・アルモンテ外野手(30)、モイセ・シエラ外野手(31)の4選手で争うことになる。昨シーズンの実績からいえば、マルティネスが一歩リードか。
主砲バレンティン外野手がソフトバンクに移籍したヤクルトは、アルシデス・エスコバー内野手(33)を獲得。守備の要としての期待は大きい。先発ローテーションの一角と見込まれるのが新戦力のガブリエル・イノーア投手(27)とアルバート・スアレス投手(30)。これに昨シーズン65試合に登板し、18ホールド、11セーブを挙げたスコット・マクガフ投手(30)が続く。
「広島はバティスタ、ヤクルトはバレンティンの抜けた穴を外国人野手がどう埋めるか。とくにバレンティンの抜けた穴は大きいでしょう。エスコバーは足が速く肩が強い選手ですが、バレンティンのような一発がある選手ではありません。中日はアルモンテがビシエドに続きますが、守備に課題を残します。守備のミスが減れば大きな戦力になると思いますので、守備力強化が必要となってくるでしょう」(在京球団OB)