讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」が、PayPayなどのQRコード決済の取り扱いを終了にしたと店頭で告知し、ネット上で話題になっている。
会計に手間がかかるため撤退するのかなど様々な推測が出て、ネット上では賛否両論になっている。丸亀製麺側に、告知に至った理由を聞いた。
「会計モタつく」「現金やり取りは避けたい」と賛否割れる
PayPay、メルペイ、Alipay、d払い――それらロゴの上に「お取り扱いを終了しました」との紙が貼ってある。
この「お知らせ」は、丸亀製麺の店舗に出ていたといい、5月21日を持って4つのQRコード決済は終了したとしている。ツイッターで2020年6月6日にその写真が投稿され、まとめブログにも紹介されて大きな話題になった。丸亀製麺では、19年4月からPayPayを手始めに次々決済サービスを導入していた。
QRコード決済と言えば、PayPayが18年12月に100億円還元キャンペーンを始めるなどして話題になり、19年には20%還元などの大判振る舞いも続出した。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が進むと、外出自粛が進んで店舗での利用も減ったとみられており、大型のキャンペーンも影を潜めた。
ツイッター上では、丸亀製麺のほかにも、スーパーやラーメンのチェーンも、4月末でPayPayの利用を終了したとの報告も出ている。
丸亀製麺などがQR決済終了と告知したことについては、様々な意見が出ている。
理解を示す向きとしては、「会計モタつくからかな?」「レジ業務に負担がかかりやすいからね...」「手数料発生するならQRなんて面倒なだけだもんな」といった声が出た。一方で、「使えなくなったの残念だなぁ」「客の選択肢を狭めてどうする」「このご時世に久々に現金やり取りは避けたいんだけど」といった声もあった。