ジェネリック「アベノマスク」? 噂のダイソーマスク(2枚入り)を徹底検証してみた

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一度洗うと見た目に変化が

   実際に洗う前の状態で着用してみると、ダイソーマスクの方は厚みがある分、若干の息苦しさを感じる。ただ、布の弛んだ部分が頰や顎の部分にうまい具合にフィットしているようにも思える。アベノマスクは弛みがなく、鼻の横や頰のあたりに隙間ができるため、空気がそこから抜けてしまう。ゴム紐はダイソーマスクの方が短く、しばらく着けていると耳に負担を感じてくる。

   ただ、布マスクは洗って使うことを想定して作られている。そこで、一度手洗いした状態で比べてみると、ダイソーマスク、アベノマスクともに洗う前からサイズの「縮み」が見られた。ただ、ダイソーマスクの方は縮み方が大きく、洗う前ではアベノマスクとほぼ一緒だった高さが1センチメートル近く縮んでしまった。実際に着けてみても、はみ出なかった顎や鼻の部分がはみ出てしまうなど「小ささ」は否めない。一方のアベノマスクは、サイズこそ若干小さくなったものの、布に弛みが生まれ、洗う前よりもフィット感が出たように感じた。

   菅義偉官房長官は6月1日の定例会見で、不要な布マスクを寄付する動きが広がっていることを受けて、今後に備えて洗って使える布マスクを保有してほしいとの認識を示した。

   マスク不足が深刻だった春先に比べ、1箱数十枚入りで1000円を切るような安価なマスクが復活し、暑さ対策で「冷たさ」を売りにしたマスクも登場するなど、選択肢は広がっている。こうした状況で2枚110円の「ダイソーマスク」に手を伸ばすかどうかは、消費者の判断に委ねられそうだ。

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