世界各国で児童型ラブドールを規制する動きが進む中、日本のインターネットでも賛否の声が上がっている。
海外では販売や配布の禁止を要求する署名に17万人以上が賛同し、日本でも署名活動を進める動きが見られ始めた。
米国や韓国では多くの署名が
オンライン署名収集サイト「Change.org」では、「Ban Child Sex Dolls」という児童や幼児を模したラブドールの販売や配布の禁止を要求するキャンペーンが行われている。 このキャンペーンでは約3年前から署名を集めており、2017年に米共和党のダン・ドノバン下院議員が人工知能を搭載した「チャイルドセックスロボット」を禁止にする法案を提出した際に話題となった。韓国でも2019年にラブドールの輸入禁止を求める請願が20万人を超えるなど、規制を求める署名活動が広がっている。
日本では、アダルトショップで「夢が叶う」、「合法レイプ」というポップがつけて児童型ラブドールが販売されていたとする画像が5月ごろから話題となり、これを受けてChange.orgで法務省宛に幼児型セックスドールの生産・販売の廃止を求める署名が開始され、現在約2000人が賛同している。
「『怖い』ってだけでは、他人の行動を制限してはいけない」との反論も
一方で、規制に関してはインターネット上で賛否の声が上がっている。
「『ドールがなかったら児童に手を出したい欲求で自制が効かなくなる』っていう人の性欲のあり方に問題ある」、「『娘の成長を見てくれ』と言って筐体で遊ぶ小さい娘さんの写真を2枚貼ったツイートにも、リプ欄で『えっちです』ってのがあったんだけど、こういうコメントを気軽に送れちゃうのも社会で小児性愛がカジュアルになりすぎた結果だと思う」と規制を求めるする声や、「『怖い』ってだけでは、他人の行動を制限してはいけない」といった声も。
芸術家のろくでなし子は自身のブログ内で、「署名『Ban Child Sex Dolls』に反対します」というタイトルの記事を公開した。