日本水商売協会「ちゃんとやっている店と分けるべき」
休業要請中のホストクラブなどで感染者が出たことについて、日本水商売協会の甲賀香織代表は6月4日、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「今感染者が出ているのは、緊急事態宣言が出ている間も開けていた店がほとんどだと思います。開き直って対策もしなかったりして儲けていた店もあるのに、夜の街と一括りにすることに何の意味があるのかと疑問を持っています。ちゃんとやっている店と分けるべきではないでしょうか。都も見て見ぬふりをしていたので、感染者が出たんだと思いますね」
協会では、「接待飲食店におけるコロナウィルス対策ガイドライン」を作成したが、都の確認を取るのに時間がかかったという。ガイドラインでは、マスクや手洗いなどを徹底し、保健所には最大限協力することなどを定めている。
ホストクラブなどの今後について、甲賀代表は、こう言う。
「店を開くことを推奨しているわけではありませんが、開けざるをえない状況の店がほとんどだと思います。休業していたために毎月数千万円の損失を出す大赤字の店も多く、ホストの多くがコンビニより安い数百円の時給で働いています。いつ休業要請解除か分からないまま、何か月も休業できないと思いますよ。国の対応も遅いので、統制が効かなくなっています。しかし、開けるなら、せめて対策をしてもらいたいですね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)