「ダーウィン賞」日本人受賞 ネットでは違和感も

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   不名誉な死を迎えた故人に贈られる「ダーウィン賞」の今年度の受賞者がこのほど発表され、富士山で動画配信中に滑落死した日本人男性が選ばれた。

  • 映画『ダーウィンアワード』
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軽装での雪山登山を問題視

   ダーウィン賞の公式サイトによれば、同賞は1993年から発表されている。その年に最もばかげたな行為で命を落とした人物を選ぶブラックユーモアの色合いが強い「賞」で、過去には空港の滑走路で自撮り中、飛行機の翼が直撃して亡くなったメキシコ人の女性や、立ち入り禁止の島に入り、原住民の部族に殺された探検家などが受賞している。

   06年には同賞を題材に、俳優のジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー主演で映画化され、日本でも公開された。

   20年度の受賞者がこのほど発表され、展望台の手すりで逆立ちをして転落死したオーストラリア人男性とともに、日本人が選ばれた。

   19年10月に富士山で動画配信中に滑落死した男性で、受賞の理由を「冬の登山者に必要なのは、適切な装備と登山経験、常識のブースターパックだ。残念ながら、〇〇(男性のハンドルネーム)にはその3つが欠けていた」「動画のタイトル『雪の富士山へGO』から、雪の富士山をスキー場やクリスマスツリー農園のように安全だと思っていたのだろう」などと説明している。

   日本でも6月4日ごろから注目を集めたものの、事故をめぐっては登山の動機などわかっていない部分も多く、ツイッターでは違和感を示す投稿が少なくない。また、賞そのものへの批判も散見された。

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