「吉本本社の先輩たちは、清算などに電卓を使っている」
樺澤さんは特に、領収書の清算をするデスクワークが多いとし、番組では、「忘れがちマネさんですが、事務仕事はリケ女を発揮」とナレーションを流した。
職場の先輩たちは、清算などに電卓を使っているというが、樺澤さんは、パソコンに向かいながら、「合計金額をきちんと出すために、エクセルに入力しています」と話した。
番組のテロップでは、「関数を使った数式とプログラム」とし、パソコンの画面を見ると、樺澤さんは、指定の数値の合計値を出す「SUM関数」を使ってエクセルに書き込んでいる様子だった。ナレーションが「合計金額も枚数も自動で計算」と伝えると、「えー、すごい!」とスタジオの出演者から驚く声が上がった。
この仕事について、樺澤さんは、電卓は画面が消えてしまうが、エクセルなら金額がおかしいと指摘されてもすぐに見せられるとして、「みんな何で普通に電卓でやっているか理解できないです」とこぼしていた。
そんな樺澤さんについて、番組では、「超高学歴リケ女」「高学歴だけど女子力ゼロ」などと盛んにアピールしていた。
とはいえ、SUM関数といえば、エクセルの機能の中でも「基本」といっていいもの。番組の放送後、ツイッター上では、SUM関数を使っただけで「リケ女」の証明だとする番組紹介には違和感がある、といったツッコミが相次いだ。10万件以上も「いいね」が付くほどの反響を呼んだツイートもあり、ツイッターで「SUM関数」など関連の言葉が次々にトレンド入りした。
「周りが勉強不足なだけじゃない?」「番組製作している人の感覚って かなりズレているよね」といった意見のほか、「ご高齢の方ってパソコンを信じない人もいる」と職場の仕事環境を指摘する声もあった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)