愛知県の大村秀章知事に対するリコール(解職請求)を主張して、高須クリニックの高須克弥院長らは2020年6月2日に名古屋国際ホテルで会見を開いた。
会見には作家の百田尚樹氏、作家の竹田恒泰氏、中部大特任教授の武田邦彦氏、ジャーナリストの有本香氏がともに出席した。
吉村知事「考え方自体は応援しています」
「お辞めください大村秀章愛知県知事・愛知100万人リコール活動」と題して「設立及び活動報告プレスリリース」を行うと1日にツイッターで呼びかけていた。以前から国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」をめぐり、実行委員長の大村知事を批判していた。
会見でリコールの主旨について質問され、高須さんは大村知事について「国にとって恥ずかしい、愛知県民にとって恥ずかしい。そういうようなことをしてくれる知事は支持できない」とした。また、「天皇」や「英霊」をめぐる作品について「英霊を辱めるような作品を芸術作品として、我々が払った税金から補助を与えるということ、それが一番許せないことです」とコメントした。
さらに「河村市長の考えておられることと、私の主張と外れているところは一つもありません」などと、名古屋市の河村たかし市長が活動の主旨に賛同しているとした。河村市長は「表現の不自由展」問題をめぐり、大村知事と応酬を繰り広げている。