老舗ドラムメーカーがペダル式消毒液スタンド 「儲け度外視」で手掛けた理由とは

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予防意識高め「音楽をリスタート」

   緊急事態宣言によるライブハウスの営業自粛を受け、看板商品であるドラムの売り上げは「厳しい状況」に置かれたと担当者は話す。

「音楽活動やライブ活動が止まってしまうこと自体が我々にとっては大打撃。アーティストが音楽活動をできないというのは、楽器自体をやらないということになってしまいます」

   それでも、ドラムの売り上げ減をカバーする目的でスタンドが開発されたわけではないという。

「ライブハウスに来られる方は、業種を問わず音楽を楽しんできた。この商品によって音楽業界だけではなく、様々な業種の方々の予防意識が高まることで、音楽をリスタートできるのではないか」

   そんな思いから、商品は「儲け度外視」で作ったと語る。

   価格は1万5000円(税抜き)。7月発売予定で、現在は全国の楽器店を通じて数量限定で予約を受け付けている。1日に販売を発表したばかりだが、すでに各メディアで取り上げられたこともあり、コンサートホールや歯医者など様々な業種から「発注が殺到している」状況だという。

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