老舗ドラムメーカーがペダル式消毒液スタンド 「儲け度外視」で手掛けた理由とは

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老舗ドラムメーカーならではの「強み」

   こうした中、パール楽器は6月1日に公式ブログで「新型コロナウイルス対策、二次感染予防として、ドラムセットのスタンドを『消毒液』スタンドとしてアレンジ発売」というタイトルで商品を紹介。パール楽器の正式な商品であることが明かされると、ツイッター上では「ネタだと思ってた」「本気かパール」と驚きの声が広がった。

   J-CASTニュースは6月2日、パール楽器の広報担当者に取材した。商品開発の背景を聞くと、ツイッター上でハイハットを改造した「自作消毒液スタンド」の写真を見かけたのがきっかけで「楽器をやったことのない人でも組み立てやすい、工具を必要としない消毒液スタンド」を目指して作られたという。

   ペダルを踏んで消毒液を出す仕組みの商品は、他のメーカーも開発している。ただ「一度に何百回、何千回とペダルを踏むものを作ってきた」と老舗ドラムメーカーならではの「耐久性」には自信があると話す。高さの調節が可能で、折りたたんで持ち運べることもあり、工事現場の内装やテレビのロケ現場など、こうした機器が常設しづらい場所でも活用できるのではないか、と期待を寄せる。

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