元AKB48の渡辺麻友さん(26)について、所属事務所の「プロダクション尾木」は2020年6月1日、本人の芸能界引退を発表した。
同事務所は公式サイトで、
「数年に渡り体調が優れず、これまで協議を重ねて参りましたが、健康上の理由でしたので体のことを最優先に考え、本人の意思を尊重し契約を終了し、芸能活動にも終止符を打たせていただくこととなりました」
と、引退の理由を説明している。
「いきなり発表だったから、ショックが大きい...」
発表を受け、ネット上では「いきなり発表だったから、ショックが大きい...」といった、突然の発表に驚く声が続々。前述の事務所の説明でも、「突然の発表となり長年に渡り応援してくださった皆さまには大変申し訳ございません」としており、ファンが発表に驚くことを想定する内容となっているのが見て取れる。というのも、渡辺さんをめぐっては、2019年からその動向に関する情報が途絶え始めていたためだ。
渡辺さんは同年9月まで放送されていたNHKの朝ドラ「なつぞら」に、主人公・奥原なつ(広瀬すずさん=21)の同僚である三村茜役で出演。その演技が高評価を得るなど活躍していたが、同月には渡辺さんのファンクラブが活動を休止。さらに、翌10月に放送された「UTAGE!」(TBS系)では、それまで番組アシスタントを務めていたにもかかわらず出演しなかった。
「心身をゆっくり休めて、穏やかに生活出来ることを望むよ」
2020年に入ると、渡辺さんについての情報はさらに減少。ツイッターは、元日に「あけおめ」とツイートされた後、更新されないままになったほか、3月末には「ヤクルト」のCMへの出演が終了したとの報道があり、ファンの不安は拡大。これに呼応するかのように、一部メディアが渡辺さんの去就について「重大発表がある」と報じるなどしたため、渡辺さんの動向について注目が高まっていた。
このため、ネット上には前述のものの他にも、「突然すぎて驚いたけど、心身をゆっくり休めて、穏やかに生活出来ることを望むよ」と、健康面を気遣った上で引退に驚く声が多く見られる。また、「スキャンダル等とは無縁で、本当に好感の持てる完璧なアイドルでした」と、渡辺さんがさしたるスキャンダルを起こさないまま引退していくとする、その経歴が最後までアイドルだったとする声も上がるなど、渡辺さんの引退を惜しむ声が続々と上がっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)