井上尚弥VSカシメロ戦、9月開催の可能性も 2500人〜3000人規模目指す

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   ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(27)=大橋=の3団体王座統一戦が、2020年9月に米ラスベガスで開催される可能性が浮上した。スポーツ専門チャンネル「ESPN」が報じた。井上をプロモートするボブ・アラム氏が示唆したもので、観客を入れての開催を目指している。

   「ESPN」によると、ボブ・アラム氏は9月にも井上の米国入国が許可される可能性を踏まえた上で、米ラスベガスのMGMグランドもしくはマンダレイ・ベイでの開催を計画。9月までに観客を入れての開催が許可されれば、2500人から3000人ほどの観客を入れての開催を予定している。

  • 井上尚弥
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カシメロ陣営はラスベガスにとどまり調整続ける

   当初、井上は4月25日(日本時間26日)にWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)を相手に米ラスベガス、マンダレイ・ベイで3団体王座統一戦を行う予定だった。米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、ネバダ州の格闘技イベントが延期・中止となり、井上VSカシメロ戦も延期となっていた。

   ネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は5月27日に、ボクシングをはじめとする格闘技イベント開催の許可に踏み切った。ボブ・アラム氏が興行主となる6月9日、11日のボクシング興行もNSACに許可され今後、その他のボクシング興行も許可されていく見通しだ。

   井上と対戦する予定のカシメロはすでに2月に米国入りしており、3月には合宿地のフロリダからラスベガス入りをしている。フィリピンメディアによると、カシメロは現在もラスベガスにとどまり調整を続けている。打倒井上へ向けてフィジカルトレーナー、メモ・エレディア氏が再合流し、ハードな練習を積んでいるという。

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