「トップバッターの役割は非常に大きい」
齊藤氏は今シーズン、DeNAの躍進を予想する。そのなかでDeNAが抱える「外国人枠」問題を指摘。外国人枠を巡り、野手ではホセ・ロペス内野手、ネフタリ・ソト内野手、タイラー・オースティン外野手。投手ではスペンサー・パットン投手、エドウイン・エスコバー投手、マイケル・ピープルズ投手が外国人枠を争う。
「横浜は外国人枠をどうするか大きな課題だと思います。おそらく野手の3人は外さないと思いますので、そうなると投手陣は1つの枠を巡る争いになります。パットンは安定感でいえばエスコバーを上回ります。ただエスコバーの昨年の活躍をみれば分かる通り、中継ぎとして欠かせない存在です。ピープルズは先発として考えているでしょうから、外国人枠を巡る投手陣の起用法は難しくなるでしょう」(齊藤氏)
このような状況を踏まえ、齊藤氏は開幕スタメンを次のように予想した。
先頭打者は中堅・神里和毅で2番は右翼オースティン。クリーンナップは、3番に2塁ソト、4番は左翼・佐野恵太、5番は3塁・宮崎敏郎。そして6番に1塁ロペス、7番は捕手・伊藤光、8番に投手を起用した場合はエース今永、9番に遊撃・大和。
「トップバッターは梶谷(隆幸)選手も候補に挙がると思います。神里選手は1番に定着するには三振を減らし、四球を増やして出塁率を上げること。そして淡泊なものでなく、粘り強いバッティングをすることが大切です。横浜は2番以降、強力な打線となりますので、トップバッターの役割は非常に大きいでしょう。ラミレス監督がどの選手をトップバッターに起用するのか。その人選も注目のひとつです」(齊藤氏)