漫画「DRAGON QUEST ‐ダイの大冒険‐」を原作とする新たなテレビアニメやゲームが発表され、一部キャラクターの衣装の変化が話題になっている。
「武闘家」の衣装に変更?
週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていた人気漫画。1989年にはテレビアニメ(TBS系)が放映された。完全新作で再びアニメ化されることが2019年12月に告知され、20年5月27日にキャスト情報や3本の新作ゲームタイトルが公開された。
ネット上で話題になっているのは、主人公の仲間である女性キャラ「マァム」の衣装の新デザインだ。拡散されているのは、スマートフォン向けのゲーム「ドラゴンクエスト ダイの大冒険‐魂の絆‐」(スクウェア・エニックス 2021年配信予定)の画像。27日にYouTubeの「Vジャンプチャンネル」でゲームのグラフィックとして紹介された。画像には主人公らキャラクターが並んでいるが、その中のマァムが黒いタイツのようなものを履いているのだ。
原作漫画を見ると、マァムには作中の「職業」ごとに数種類の衣装がある。「僧侶戦士」時の一部の服や、「武闘家」時でチャイナドレスのような服を着ている際は、素足が露わになっていた。ところが、出回っている画像のマァムは「武闘家」時と思われる服を着ているにも関わらず、タイツのようなものを履いて、露出が抑え目になっている。
「クロコダインもタイツ履け」
ネット上では
「マァムに黒タイツを履かせるなよ!」
「タイツいらないんだけど...」
「マァムがタイツ履くならクロコダインもタイツ履け」
と、デザインの「変更」に嘆くファンの声がネット上で多くみられる。クロコダインとは作中に登場する大柄なワニ男風のキャラクターだ。こちらも原作以来、たくましい太ももが露わになっている。こちらは今回も変更はないようだ。
一方で、同時に公開された予告映像では職業「僧侶戦士」時と思われるマァムが動く姿を見ることができる。こちらでは太ももの肌は隠れていない。ただし、映像でも「武闘家」に「ジョブチェンジ」(転職)らしきものを行い、たちまち「黒タイツ」を履いてしまう。
このデザインの変更理由として、「足を出すとApple審査通らないんだろうな」など、スマートフォン向けのダウンロードサービスでリリースするにあたり肌の露出という表現を改めたのではないかと推測する向きもある。