防衛省航空自衛隊は2020年5月29日、医療従事者をはじめとする多くの人々に感謝と敬意を届けるとしてアクロバットチーム「ブルーインパルス」の飛行を行った。
都内の街角では多くの人々が空を見上げ、ネット上でも大きな反響が巻き起こったものの、航空自衛隊のYouTube公式チャンネルでは、その様子を生配信したものの飛行機がほとんど映らないハプニングがあった。
医療従事者ら多くの人々に感謝と敬意のエール
ブルーインパルスは、青と白でカラーリングされた6つの機体を用いてアクロバット飛行を行う専門のチーム。29日、飛行コースを発表し東京都区部を2周飛んだ。1周目はデルタ隊形、2周目はフェニックス隊形で飛行。フェニックス隊形は、東日本大震災の後に復興のシンボルとして造られた隊形で、新型コロナウイルス感染症の対応にあたっている医療従事者らをはじめとした多くの人々に感謝と敬意のエールを送った。
航空自衛隊チャンネル (JASDF Official Channel)は、「敬意と感謝の気持ちを全国の一人でも多くの皆様にお届けするため」とライブ配信も行った。離陸前から、約3万人が視聴、一時は8万5000人以上に同時視聴者数が達するなどインターネット上でも高く期待されていた。しかし、「モザイク」のような画質の荒い動画が写ったり、画面が真っ暗になってしまいパソコン画面のものとみられるカーソルのみが映ったりと、不調が続いた。 後半にはある程度画質も改善し、かなり遠くにブルーインパルスの描く航跡が見られたものの、そのままフリーズする場面も。TBSなど、テレビ局系の公式YouTubeではクオリティーの高い映像が映し出されたこともあり、その落差が余計に際立つ形に。