「中国をどうみる?」への日本共産党の「回答」
なお、日本共産党が共産党政権である中国に対して、どのような見解を持っているのかについては、公式サイト上の「共産党AtoZ」(Q&A方式で回答)に関係記載がある(28日夕に確認時点)。「Q:中国をどうみる?」「A:私たちは、いまの中国を『社会主義に到達した国』とはみていません。いうべきことは率直に提起しています」としている。さらに具体例として、
「1998年―日中両党関係を回復した最初の階段で、『言論による体制批判には、言論で対応してこそ、国民に根を張った体制になる』と提起」
「2009年から10年―チベット問題、劉暁波氏のノーベル賞受賞問題などでも、『国際社会の理解を得る、理性的な解決』をよびかけ」
「2012年―尖閣諸島問題で、志位委員長が中国大使と会談し、『尖閣は日本の領土』『冷静な外交で解決を』とはっきり伝える」
と3例を挙げている。劉氏は、民主化運動などに係った著作家で、投獄されたまま17年に死去している。