コナミデジタルエンタテインメント(東京都港区)は2020年5月27日、スマートフォン向け恋愛アプリゲーム「ラブプラス EVERY」のサービスを8月5日に終了すると発表した。インターネット上では、プレイヤーである「カレシ」の悲鳴が上がっている。
長期メンテナンスで「会えない」期間も...
「ラブプラス」は、2009年に家庭用ゲームとして登場した恋愛コミュニケーションゲーム。男女問わず多くのプレイヤーを魅了し、シリーズ化されている。
「ラブプラス EVERY」は、2017年に「ラブプラス」シリーズの新プロジェクトとして発表された。当時「今冬」に配信を介するとして、「東京ゲームショウ2017」にも出店。しかし年内にゲームは配信されなかった。「より高い品質・魅力のある作品としてお客様にお届けするため」と、配信延期を重ね、ようやく2019年10月にリリースされた。
最新作「ラブプラス EVERY」のコンセプトは、「いつでも、どこでも。カノジョに会える。」。スマートフォンアプリという特徴を生かした季節イベントの実施やVR機能の搭載することで、より臨場感を味わえるとされていた。タイトル発表から開始まで約2年、人気シリーズの最新作であることからも過去作のファンなどから期待されていた。しかし、開始直後から幾度もメンテナンスが入り、長期メンテナンスでは1カ月ほど「カノジョ」と会えない状態が続いた。そして、とうとう「諸般の事情」によりサービスが終了となった。
ツイッター上では、ラブプラスプレイヤーである「カレシ」から悲鳴が上がっている。
「余命71日の彼女と付き合うという、全く別のゲームが始まった感が」
「感覚で言えば、昔の彼女と復縁したけど物凄く金にがめつくなってた上、一方的に音信不通になる時が多々あり、結局半年程度で出て行った感じ」
と、度重なるメンテナンスやサービス終了について言及されている。
また、過去作シリーズを列挙し「ラブプラスの彼氏達はこれだけの数の別れと再会を繰り返しているんだな」と別れを惜しむツイートも寄せられた。