お笑いタレントの明石家さんまさんが2020年5月26日、自身の冠番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、この日の放送分が番組史上初のリモート収録であったことを明かした。
両脇に高級アクリル板を設置
新型コロナウィルス感染防止対策のため、10人のゲストのうち4人がスタジオ、6人が別室からのリモート出演となった今回の放送。さんまさんの両側には反射の少ない「高級アクリル板」が設置され、出演者らに近寄らないための対策が取られていた。
こうした「新型コロナの影響」に、さんまさんは「今どの番組でも俺(の立ち位置に)線引いてあるんですよ...」とポツリ。自身が今まで共演者に近寄ってツッコミを入れるスタイルの「参加型MC」であるからこその制限に戸惑いを隠せない様子を見せていた。
なお、アクリル版はゲストとして出演したモデルのみちょぱさんが「ぶつからないように気を付けてください!」と心配する程の透明度で、これらは日本テレビのドラマ班が「撮影で使いたい」と申し出る程のものだそうだ。
「無理なら来週から総集編」とあきらめるも...?
約25年間の歴史の中で初の試みとなった今回の撮影だが、さんまさん自身は「これで今日OKが出たらいいんやけど...」と心配気味。50分しか収録時間がない上に休憩を挟まなければならないルールが設けられていることから、普段は「10分くらいええか」と思いトークを繰り広げてしまう自身を「今こうして喋ってることが無駄やねん!」と戒める一幕も放送されている。
なお、「(この形式が)無理なら来週から総集編になります」とのことだ。
こうした初の試みに対し、放送後のツイッターでは「リモートでもさんま御殿、超面白かった」「今日のパターンでも十分面白いな」といった声と同時に「御殿感が薄い」「テンポが悪かった」といった声があがるなど賛否両論。視聴者の感じ方はそれぞれだったようだ。
とはいえ、公式YouTubeにアップされた次週の予告を見ると引き続きリモート収録されたものが放送される模様。各自戸惑いはあったものの、初の試みは成功したと言えるのかもしれない。