J-CASTニュースにも訴えが
この回答書では、組合として5ちゃんねるにスレッドを開設し、コメントを書き込んだり扇動したりした事実はないと、テイケイ側の主張に反論した。
そして、文書で組合を威圧したと批判し、組合がスレを立てて、誹謗中傷を行ったと断定する根拠を書面で回答するよう求めている。
そもそもは、プレカリアートユニオン側が、別件でテイケイに抗議していて、従業員にマスクをさせていないことを知り、3月下旬にマスク着用の申し入れをしたのがきっかけだという。
テイケイ側は、4月3日に組合に出した連絡文書で、「通常マスクは犯罪者が顔を隠す際に使用するイメージがあり、警備には合わない」とし、プラスチックでできた「医療用透明マスク」を従業員に着用させていると説明した。
組合では、メーカーに感染予防効果はないと聞いたとして通常マスク着用を要請したが、テイケイは、世界保健機関(WHO)が2月に示した「予防目的で着用する必要はない」とする見解などを示していた。
4月13日になって、テイケイが通常マスクを着用させていないことを一部マスコミが報じると、テイケイは、14日付の申入書を組合に送り、マスクについては「大きなお世話だ!!」として、要請に応じるつもりはないとした。
マスク着用については、J-CASTニュースの読者投稿フォームにも4月下旬、テイケイ関係者だという東京都内の男性から意見が寄せられていた。そこでは、透明マスクでは警備員が感染していれば意味がないとして、会社が精神論を振りかざして社員や顧客を危険に晒していると訴えていた。