女優の柴咲コウさんが2020年5月27日、ツイッターを更新し、種苗法改正法案についての自らの発言について改めて言及した。自身の発信について「事実とは異なる投稿、提造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」との姿勢を示している。
柴咲さんと種苗法をめぐっては、4月30日の投稿がきっかけでインターネット上で同法案への慎重論が高まったとされる(後に一部を削除)。その後与党は今国会での改正を見送る方針を示唆したことが報じられている。
「意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利」
柴咲さんはツイッターにメモ画像2枚を投稿。「今回のことに限らず、例えば学校や会社などで何かを決めるときに、誰か一部の人の意見で物事が決まっていってしまうと、残された人の懸念や不安が置いてきぼりになってしまいます。意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利です。賛成、反対だけでなく、その間にある声も聞きながらベストを探っていく。その時間が必要だと思うのです」と議論の必要性を訴えた。
「そうしていくことによって、当初のものよりも、より磨かれて抜け目のない強い決定になっていくはずです。一筋縄ではいかないことだからこそ、たくさんの知恵と意見が必要だと思います。伝統野菜を作っている農家さん、家族でこだわりを持って営んでいる農家さんが、未来に笑顔で仕事ができるように祈っています」と農家への思いもつづった。
自身の発信について、「私は完璧な人間ではないので誤字脱字ミスも起こします。適切でないものは今回のことに限らず気づいた段階で削除し言い直したり更新しています。(もしそれにより困惑してしまった方がいらっしゃったら申し訳ないです。)」との姿勢を示したうえで、「しかし事実とは異なる投稿、提造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」と訴訟を辞さない考えも明かした。最後に「様々な人が健全にオープンに物事を語り合える高尚な社会をこれからも期待します」としている。