犯人や「故人の息子」勝手に自称 「不謹慎系ユーチューバー」が増え続ける理由

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業界の対策は?マネジメント会社に聞く

   業界内では、こうした動きをどう見ているのか。

   クリエイタープロダクション「BitStar」(東京都渋谷区)の清水裕プロダクションユニット長は、「ジャンルとして成立しているというよりは、いろんな人がいるのである一定数そういう人たちが出てきても仕方ないという認識です」と話す。

「あえて炎上させる人たちは昔からいて、ユーチューブが流行る前のニコニコ動画などでもそうした投稿が流行っていた時があります。5年以上前からそういう人たちはいるのではと思います」(清水氏)

   今後の動向については「散発的にそのような動画が上がったとしても、継続性のあるクリエイティブを制作するのは難しいため、収益が上がらず、自然と淘汰されていくと思います」と指摘した。

   BitStarでは、所属クリエイターの動画の品質を担保するため、社員が法律などの観点からチェックしている。

   業界最大手のUUUM(東京都港区)でも、チェックマニュアルの作成やコンプライアンス研修などで、動画の品質向上に努めているという。

「コンテンツに関してはクリエーターならではの発想があるのでそれを尊重していきたいと考えています。ただ、世の中に発信した後に何か問題が起きてもよくないので、動画を上げた後に担当のバディ(マネージャー)が担当のクリエーターの動画をチェックする手はずをとっています」(市川義典取締役)

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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