「撮り鉄で密」を警戒 北神急行線の「撮り納めに来ないで」と呼びかけ

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   神戸市の私鉄・北神急行電鉄は、2020年6月から市営化される「北神急行線」としての営業最終日となる5月31日に、撮影目的で同線の谷上駅を訪れないよう呼びかけている。

   新型コロナウイルス対策のため、北神急行線を「撮り納め」しようとする撮り鉄の密集を防ぐためだ。

  • 「撮影目的」で駅に来ないよう求める(画像はイメージ)
    「撮影目的」で駅に来ないよう求める(画像はイメージ)
  • 「撮影目的」で駅に来ないよう求める(画像はイメージ)

神戸市交通局も要望

   北神急行線は新神戸駅から神戸市郊外の谷上駅を結ぶ総延長7.5キロメートルの路線。途中駅はないものの初乗り運賃が370円(20年5月現在)と高額で、「日本一初乗り運賃が高い鉄道路線」として知られていた。20年6月からは神戸市交通局に運営移管され、名称も「神戸市営地下鉄北神線」に変更。市営化に伴い、同区間の運賃も280円に減額される。

   北神急行線としての営業は5月31日が最後になる。北神急行電鉄は営業終了を前に25日、利用客に向けた以下の「お願い」を谷上駅構内に掲出した。

「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月31日は、写真撮影やビデオ撮影などご乗車以外の目的とした不要不急の来訪はお控えいただきますようお願い申し上げます」(原文ママ)

   また、6月から路線を譲り受ける神戸市交通局も公式サイト上で、

「5月31日並びに6月1日の両日、谷上駅におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、3密を防ぐため、写真撮影・ビデオ撮影などのためのご来場・ご入場をお控えいただきますようお願いいたします」

   と呼びかけを行っている。

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