お笑いコンビ・ ダウンタウンの松本人志さんが2020年5月24日、「あらためて」として、約5年前の自身の投稿を引用ツイートした。
その内容に「素晴らしい」「名言」などといったリプライが多く寄せられ、反響を呼んでいる。
木村花さんへの中傷コメントに多くの芸能人が苦言
22歳で死去した女子プロレスラー・木村花さんに対して、インターネット上で非難や中傷のコメントが多数寄せられていたことを受け、問題視されているネットの「誹謗中傷」。
これに対し多くの芸能人が苦言を呈する中、松本さんは5月24日、自身のツイッターに「あらためて」として、2015年3月4日に投稿した「匿名」を使う際の考え方を引用した。その内容とは、
「匿名で悪口 書いてる人。。。 匿名は良い行ないをするときに使うのですよ。。。」
というもの。
SNSは顔が見えない、匿名という点などから、攻撃的なコメントをする人がいる。松本さんは、木村さんの件に関するツイートとは明確にしていないが、
「名言」
「今改めて大切な言葉ですね」
「大正論!」
「その通り」
「間違いない」
といったコメントが寄せられ、投稿から3時間ほどで2.2万リツイート、14.7万ものいいねがついた。
前澤友作氏「被害受けた人はスルーせずに被害届けを」
ネット上の誹謗中傷に関して、一部では「SNSを辞めればいい」「無視すればいい」といった考え方が散見される。これに対してタレントの岡田結実さんは、24日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、
「『相手にしない方がいいよ』とか『SNS辞めなよ』って言われるんですけど、なんでこっち側が遠慮しなきゃいけないのか、だって悪いのはそっちじゃんってすごく思う」
と憤りを示した。
ダルビッシュ有選手は、
「『スルーすればいいじゃん』とか『相手しないほうがいいですよ』は『貴方が嫌なこと言われているのわかっているけど我慢しなさい』と同じようなことなので言わない方がいい」
とツイッターに投稿。実業家の前澤友作氏は、
「SNSでの行き過ぎた誹謗中傷行為には厳罰を。スルースキルとか言ってる場合じゃない。被害受けた人はスルーせずに被害届けを。被害者のアクションが全体の抑止力になる。僕もスルーせずにこれからは遠慮なく被害届けを出す」
と、姿勢を明らかにしている。