木村花さんに投げつけられた誹謗中傷 太田光「何でも言っていい場所なんてない」

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   女子プロレスラーで恋愛リアリティー番組「テラスハウス」にも出演中だった木村花さんが22歳で死去したことを受け、2020年5月24日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、出演陣がインターネット上での「誹謗中傷」について言及した。

  • 太田光さん「何でも言っていい場所なんてない」
    太田光さん「何でも言っていい場所なんてない」
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被害受けた側が遠慮するのはおかしい

   女子プロレス団体「スターダム」は2020年5月23日、所属の木村花さんが死去したと公式サイトで発表。スターダムは「詳細につきましては、いまだ把握できていない部分もあり、引き続き関係者の調査に協力してまいります」として、死因については触れていない。

   一方でインターネット上では、木村さんの番組内での言動に対し、非難や中傷のコメントが多く寄せられていた。

   この問題について、タレントの壇蜜さんは、木村さんがレスラーとして、また「テラスハウス」の出演者として「自分がこうあってほしいと思われたことを読み取ってやった」ことに対して、

「そのことを想像できないまま、それがあたかもその人の本来の姿であるようにして、それでしか想像できなくて傷つけて、言葉で人の存在を否定するっていうのは本当に悲しいこと」
「どんな時だって、何かに徹するとか、なにかをやらなくちゃいけないっていうことはあるだろうなっていう想像ができないのは怖いことだと思います」

と分析した。

   木村さんとほぼ同世代で、タレントの岡田結実さん(20)は、

「人の言葉って刃物だっていうのが、人が亡くなってからわかるっていうのがすごく悔しいですし、そんなことあっちゃいけない」
「芸能人だから、顔を合わせない人だからっていって叩いてくる人多いじゃないですか。私も『2世だから』とか『新しく事務所変わってできないだろ』とかって言われたりもするんですけど、そういうのって本当に『相手にしない方がいいよ』とか『SNS辞めなよ』って言われるんですけど、なんでこっち側が遠慮しなきゃいけないのか、だって悪いのはそっちじゃんってすごく思うから、やるせない気持ちがありますね」

と憤りを示した。

「誹謗中傷した人を今度は別の人が探し出して...」

   爆笑問題の太田光さんは、

「誹謗中傷した人を今度は別の人が探し出して、実名を明かしてっていう状態になっていく。もちろん木村さんに対してひどいことを言ったかもしれないけど、同時に今度はこの人が被害者になっていくということも意識しなきゃダメですよね」

と、正義感のつもりが加害者にならないよう訴えた。さらに、

「ツイッターっていうのは本当に公なんだっていう意識、本人が見るんだっていう意識と、やっぱりその自分の言葉ってなんでも言っていい場所ってこの世界にないですからね。家族の関係でもないわけだから」
「言霊っていうのがあって、最終的に自分に返ってくるわけだから、その意識っていうのがもうちょっと育つといいなとは思いますよね」

と主張した。

   「誹謗中傷」に関しては、ツイッター上でトレンド入りするなど注目を集めており、多くの芸能人が思いを綴っている。

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