2000年以降ではやはり...
・2001年 近鉄 ローズ、中村紀洋、磯部公一
01年の近鉄は投手陣がチーム防御率4.98とリーグワーストだったが、「いてまえ打線」がリーグトップの770得点と打ちまくり、前年までの2年連続最下位からリーグ優勝を飾った。看板の強力打線の象徴がクリーンアップだった。3番・ローズが打率.327、55本塁打、131打点、4番・中村紀洋が打率.320、46本塁打、132打点、5番・磯部公一が打率.320、17本塁打、95打点をマーク。ローズが王貞治の日本記録に並ぶ55本塁打、中村は132打点で打点王を獲得。磯部はリーグトップの得点圏打率.417と勝負強い打撃で大きく貢献した。
・2003年 ダイエー 井口資仁、松中信彦、城島健司
同年のオープン戦で主砲・小久保裕紀が右ヒザを負傷してシーズン出場なしに終わったにもかかわらず、NPB史上最高のチーム打率.297をマーク。チーム総得点も歴代2位の822得点で日本一を達成した。3番・井口資仁が打率.340、27本塁打、109打点、4番・松中信彦が打率.324、30本塁打、123打点、5番・城島健司が打率.330、34本塁打、119打点。井口、松中、城島、バルデスが100打点以上をマークしたが、同じチームで4選手が100打点を記録したのはプロ野球史上初の快挙だった。