「メールの署名じゃダメなの?」
ビジネスSNS事業などを行うウォンテッドリー(東京都港区)の人脈・名刺管理アプリ「Wantedly People」も、オンライン名刺時代を見越した新機能を盛り込んだ。プロフィール画面を拡充し、社内での異動経歴やスキルに加え、SNSアカウントやウェブサイトを掲載可能に。機能強化の背景としては、平時の会食と同様に、オンラインで人生や周囲の評価を知ることで、「つながりを深める」意図があるという。
ただ、各社が動きつつある一方で、ネットの反応は今ひとつだ。現状のオンライン名刺交換だと、共通プラットフォームがないので、相手にあわせてEightやWantedly Peopleなど、別々にサービスを導入する手間を要する。その点、紙はわかりやすい。なかには、名刺文化そのものが、転換期に来ているのでは、との指摘もある。ツイッターには、懐疑的な声のほうが多く見られる。
「もうSNSで良くないか?」
「メールの署名じゃダメなの?」
「オンライン会議に名刺交換が欲しいっていう声はきっとマナー講師からだよ しらんけど」
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)