「ビリビリ」通じて中国進出する日本コンテンツ 「けものフレンズぱびりおん」簡体字版も新たに

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   ブシロード(東京都中野区)は2020年5月21日、スマートフォン向けゲームアプリ「けものフレンズぱびりおん」の簡体字版の配信を開始した。

  • bilibili公式サイトより
    bilibili公式サイトより
  • bilibili(ビリビリ)公式サイトより 「Fate/Grand Order」
    bilibili(ビリビリ)公式サイトより 「Fate/Grand Order」
  • bilibili(ビリビリ)公式サイトより「プリンセスコネクト!Re:Dive」
    bilibili(ビリビリ)公式サイトより「プリンセスコネクト!Re:Dive」
  • bilibili公式サイトより
  • bilibili(ビリビリ)公式サイトより 「Fate/Grand Order」
  • bilibili(ビリビリ)公式サイトより「プリンセスコネクト!Re:Dive」

「FGO」、「プリコネ」などもビリビリから配信

   「けものフレンズぱびりおん」は、アニメやゲームで知られる「けものフレンズ」を題材としたゲーム。フレンズと呼ばれる動物をモチーフとしたキャラクターを観察できる。21日から、簡体字版の配信を開始した。配信は中国の動画サービスなどを手掛ける「bilibili(ビリビリ)」が担当する。

   ビリビリは、「中国版ニコニコ動画」とも称される「ビリビリ動画」という動画共有サービスなどを展開する。ゲーム・生放送・マンガの配信事業も手掛け、幼少期からネットに触れてきたデジタルネイティブ、若者世代の文化の発信地となっている。

   日本のスマートフォン向けアプリゲームの多くが、ビリビリを通して中国に進出している。ビリビリは2016年、「Fate/Grand Order(以下FGO)」、ことし2020年には「プリンセスコネクト!Re:Dive」の中国での配信を開始した。この2タイトルはビリビリ動画でも人気を博し、サイト上のゲーム欄のトップに表示されている。このほか「A3!」、「BanG Dream!」、「あんさんぶるスターズ!」、「夢王国と眠れる100人の王子様」などが配信されている。

拡張するビリビリ 日本企業からの期待

   ビリビリでは、日本のアプリゲームのほかにも日本のマンガやアニメ、Vtuberなども発信されており、人気を博している。22日現在のマンガ月間ランキングの上位10位には、日本のマンガ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」、「鬼滅の刃」、「彼女、お借りします」、「ONE PIECE」がランクインした。

   このために、多くの日本の企業がビリビリ動画と協力して、アニメやゲームなどの中国市場での拡大を図っている。ビリビリ動画は2018年にグリーと業務提携、ことし4月にはソニーから米国子会社を通して4億ドル(約430億円)の出資を受けた。

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