台湾・故宮博物館も「あつ森」に 「翠玉白菜」などの名品を無料公開

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   台湾の故宮博物館が2020年5月21日、選りすぐった22種の美術品のデータをNintendo Switchの人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」の素材として公開した。

   メトロポリタン美術館など、美術館・博物館による同様の動きが話題になっているが、こちらも様々な美術品を惜しげもなく披露している。

  • 故宮博物館内の配布ページ
    故宮博物館内の配布ページ
  • 配布されているマイデザインの一部
    配布されているマイデザインの一部
  • 故宮博物館内の配布ページ
  • 配布されているマイデザインの一部

FGOとのコラボも話題に

   以前から公式ウェブサイト内の「故宮Open Data專區」にて無料で所蔵品の写真やデータを公開していた故宮博物館は、「特別な申請は不要、無料、用途も自由」と銘打った施策で世界中の美術ファンを楽しませていた。

   このデータバンクは「豊富な美術体験をどこでも楽しんでほしい」「故宮の『国宝』たちを現代社会に融合させたい」という思いから作られたそうだが、現在はトップページの一番目立つ場所に職員の島だと思われる「あつ森」のスクリーンショットを用いたバナーが。

   21日からQRコードを通じて配布されたのは「翠玉白菜」、「肉形石」をはじめとするおなじみの美術品たち。特に「翠玉白菜」は博物館のお土産にもデザインが多用されている為、訪れた人は必ず目にするものだと言っても過言ではないだろう。ユーザーはこれらのコードを専用アプリ「Switch Online」で読み取り、ゲーム内で使用することが可能となる。勿論、その他のデータと同じく無料である。

   台湾の「あつ森」ユーザーからは早速「白菜だーーーーー!」「国宝が島に飾れるなんて嬉しい」「めっちゃDLした。マイデザの枠足りない」といった歓声が寄せられており、島のスクリーンショットを披露する投稿が相次いだ。博物館側の発表によると、配布データは今後も増え続ける予定だそうなので、個数制限のあるマイデザインの枠に頭を悩ませるファンが続出するかもしれない。

   故宮博物館は現在、人気ゲームのFGOこと「Fate/Grand Order」とコラボレーションを行っており、こちらも好評を得ているとのこと。「国宝と現代社会の融合」を次々と実現させ、着実にファンの裾野を広げ続けているようだ。

姉妹サイト