経産省官僚が「布マスク」経緯語る文章が話題 現在サイト上では閲覧できないが...

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   政府による布マスク配布について、経済産業省の官僚が説明する記事が2020年5月21日、ウェブ上で公開されたものの、その後閲覧できなくなり、注目を集めている。

   記事を掲載した医療ガバナンス学会は、「事実関係、ニュアンスや表現の確認」などのためいったん削除したと説明し、今後筆者との相談の上で再配信を検討すると説明した。

  • 医療ガバナンス学会公式サイトより
    医療ガバナンス学会公式サイトより
  • 医療ガバナンス学会公式サイトより

批判は「真摯に受け止めるのは当然」としつつ経緯説明

   医療ガバナンス学会は、代表理事を久住英二氏が、MRICメールマガジン編集長を上昌広氏(医療ガバナンス研究所理事長)が務める。医療と社会に関する諸問題の見解を発表するメールマガジン「MRIC」を配信し、ウェブサイト上にも掲載している。このメールマガジンは、医療に関わる記事の投稿を受け付けている。

   21日午前に配信されたメールマガジン「Vol.106 政府による布マスクの生産・調達について、皆様の疑問にお答えします。」では、経済産業省の政策統括調整官である江崎禎英さんが政府の布マスク配布に関する見解を回答した。この記事では、「布マスクを巡る一連の対応への批判は、政府としてこれを真摯に受け止めるのは当然」としたうえで、「実際にマスクを製造した事業者にも厳しい批判の目が向けられていることは、この作業をお願いした立場にある者として誠に申し訳なく思っております」として、布マスク配布の背景や経緯を語った。

   特にウェブサイト上に公開された記事は、ブックマークサービス「はてなブックマーク」でも人気エントリーにランクインするなど、注目を集めたものの、同日、ウェブサイト上から該当記事は削除された。5月22日正午現在では、「Vol.106」を飛ばして「Vol.105」の次には「Vol.107」の記事が掲載されている。

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