日本経済新聞電子版は2020年5月22日0時すぎに音楽イベント「フジロックフェスティバル'20」(8月21日〜23日)の中止を報じたが、実際には「中止は発表されていなかった」として22日朝に謝罪した。
日付が「●日」に
日経電子版は22日0時12分に「フジロックも中止 フェスなき夏、音楽ビジネスの修正不可避」というタイトルの記事を公開。今夏開催予定のフジロックが「中止を発表」したというものだった。その背景については「多くの参加者が県外から訪れるため感染症対策が困難なだけでなく、海外からの出演者の入国も難しい状況で、実施は不可能と判断した」と書かれていた。
しかし、記事中でフジロック側が中止を発表したとする日付が「●日」と表記されていたことから、ツイッター上では「下書きなのでは」「(情報解禁前の)フライングか」と指摘する声が相次いでいた。
こうした中、日経電子版は22日の10時21分に「おわび」のページを公開。当該記事を日経電子版で誤って掲載したことと、フジロックの中止は実際には発表されていなかったことを明かし、
「読者と関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわびいたします」
と謝罪した。
なおフジロックの開催可否について、22日12時時点で正式なアナウンスはない。