10万円給付金「希望しない」誤記入を防げ―自治体の工夫と努力 「チェック欄削除」「『辞退』手書きで」...

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市民から誤記入について問い合わせも

   長野県須坂市では、特別定額給付金を「希望する」「不要」という2つのチェック欄を設け、どちらか1つにチェックを入れる形にしている。総務省がつくった見本の「様式2」がこれと同様だ。なお「様式2」は、スキャンすることで手書き文字などをデジタルデータに変換できるOCR(光学的文字認識)に対応したものとして示されている。

   須坂市の総務課特別定額給付金担当者は「誤ってチェックを入れることを懸念し、OCR用として出されていた『様式2』を使わせていただきました。『希望する/希望しない』という書き方だとまた紛らわしいところもあるので、そこは考えられていると思います」と取材に話す。

   それでも、このチェック誤記入の懸念が浮上し、報道されるようになると、市民からの問い合わせが増えたという。

「特に申請書を提出済みの方は、申請書のコピーをとって手元に置いておけばご自分で確認できますが、コピーせずご郵送いただいた場合はどう記入したか確認できません。ニュースで誤記入の問題を見て、自分はどうだったかと不安になるようです。できるだけ記載間違いがないように、あったとしてもすぐに対応できるようにしています」(須坂市担当者)

   10万円給付申請の受付開始日は自治体ごとに異なるが、申請期限は郵送申請方式の受付開始日から3か月以内となっている。「郵送申請」のほか、マイナンバーカードがあれば「オンライン申請」もできるが、後者については中止を決めた自治体も出てきている。詳しくは市区町村のウェブサイトや、総務省の特別定額給付金特設サイトに説明がある。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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