砂塚あきら・夢見りあむ...それぞれの形でネット文化反映
このボイスアイドルオーディションでは2位に砂塚あきらというキャラクターもランクインした。辻野あかりに遅れて19年1月にゲームに実装されたが、趣味でゲーム配信をやっており、タグを付けて自撮りを投稿するのも習慣という、近年のSNS事情を反映したようなアイドルだ。
そして2人の後に19年2月に登場したキャラクターの夢見りあむもまた、メンタルの弱さを自虐的に吐露する台詞があり、またアイドルオタクな設定を与えられ「炎上アイドル」のイメージが生まれた。辻野あかり・砂塚あきら以上にエッジの効いた設定のためか、同年の投票企画「第8回シンデレラガール総選挙」で早くも総合3位にランクインしてボイスを獲得していた。
ネットのトレンドを反映したキャラクター性を帯びて相次いで登場した辻野あかり・砂塚あきら・夢見りあむの3人。ゲーム中やファンの間でも新アイドル組として、トリオを組んで扱われることが多かったこの3人が、トレンドを作り出してきたユーザーの格好の話題になって今回の企画で全員のボイス付与にまで至った。
ともあれ、辻野あかりのボイス獲得で「~んご」のセリフが後日実際に声優により表現されることが決まったが、架空のキャラクターとはいえなんJが発祥のネットスラングを話すアイドルが出現するに至ったわけで、セリフを聞いた際にネット民がどんな反応を見せるかも気になるところだ。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)