堀江貴文氏が東京都知事選挙(2020年6月18日告示、7月5日投開票)に出馬するとの報道が話題になっている。
小池知事の「まあ賑やかなこと」コメントに「余裕だな」
5月19日の東スポwebは「出馬に踏み切る可能性が高い」としたほか、20日未明のスポーツ報知の記事によると、堀江氏の周辺は「正式な出馬表明は告示直前」で、出馬の可能性について「99%」としているという。30日には「コロナ時代の新しい首都のカタチ」を掲げた著書『東京改造計画』(幻冬社)を発売する堀江氏だが、自身の意向については明言していない。
ところで、20日のAbemaTIMESによると、堀江氏の出馬報道を踏まえて所感を尋ねられた小池百合子都知事は「とくにございませんけれど、まあ賑やかなこと、という感じ」と笑顔で答えたという。この発言に対し、堀江氏はツイッターで「コロナ危機利用してるから余裕だな」と皮肉を飛ばした。
その後、20日の東京都の新型コロナウイルス新規感染者数のニュースについて「つーか、いつまでこんな意味のないカウントしてんの笑」と述べた。更には「都知事選に合わせて本も出してきた」というユーザーのコメントをリツイートしているが、著書のアピールなのか出馬の匂わせなのかは判然としない。
「選択肢は多いほうが良いと思います」
小池氏のほかにも、堀江氏の出馬報道を受けてツイッターなどでコメントをした著名人は多い。音喜多駿参院議員(東京都選出)は「自民党が事実上候補者擁立を断念した今、都民にとって選択肢は多いほうが良いと思います」と、「選択肢の多さ」によるメリットを語った。
またライブドア時代、堀江氏の元部下だった田端信太郎氏は「応援演説」として堀江氏の人間性を語りつつ、「出馬して都知事になっていただければな」とユーチューブの動画でコメントした。
脳科学者の茂木健一郎氏は「著書の『東京改造計画』がこのタイミングで出たのは、マニフェストということでしょう。 もし出馬したら、堀江さんを友人として応援したいです」とコメントし、元女優の高樹沙耶さんは「ホリエモン 都知事選に出馬? 公約に大麻合法化(感嘆符にハートの絵文字)」とツイート。前述の『東京改造計画』では37項の「緊急提言」の中に、「大麻解禁」のフレーズがある。
一方、落語家の立川談四楼氏は「堀江貴文氏が出馬してそれをN国の立花氏が支えるって、地獄の都知事選になりそうだ」とツイートするなど、懐疑的な見方もある。