「宣言」解除後も芸能人の会合・旅行には厳しい目? 「自粛破り」報道相次ぎ批判の嵐

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   俳優の山田孝之さん(36)と新田真剣佑さん(23)について報じた「文春オンライン」の記事が話題を呼んでいる。

   2020年5月20日 に配信された同記事によると、山田さんと新田さんは沖縄県で緊急事態宣言が発令中だった時期に同県を私的に訪問し、観光を楽しんだ。後日、2人のそれぞれの所属事務所が取材を受けて事実関係を確認し、当人を注意したとも報じている。

  • 山田孝之さん(2017年撮影)
    山田孝之さん(2017年撮影)
  • 山田孝之さん(2017年撮影)

「自分がウイルス運ぶかもって思わなかったの?」

   沖縄県を含む39県は2020年5月14日をもって緊急事態宣言が解除されたが、それでも、ネット上には山田さんと新田さんが5月上旬の宣言下の沖縄を訪れていたことに対する非難が続々と上がっている。あるツイッターアカウントは、「自分がウイルス運ぶかもって思わなかったの?世間が自粛頑張ってる中これはないわ...」と、幻滅した思いをツイート。また、別のアカウントは、「新田真剣佑と山田孝之の印象一気にクソになったな」と、2人の好感度が大きく下がったことを嘆いている。

   また、山田さんに対しては「山田孝之前も自粛期間中に飲み会して叩かれてなかったか?懲りねえな」といった声も。山田さんは4月17日には「フライデー」(5月1日号)に掲載された記事で、4月上旬に東京・銀座で寿司屋に行っていたことを報じられており、再度となる緊張感のない行動への批判が続々と上がっている。

   また、これら以外にも、「山田くんと真剣佑まで。ダメだよね。軽率な行動は。イメージダウンだな。手越と同類になる」と、NEWSの手越祐也さん(32)に絡めての苦言も出ている。手越さんについては、4月中旬にファンの女性たちと共にパーティーを開いたなどと5月14日発売の週刊文春が報じており、別件ながら山田さんと新田さんと手越さんがいずれも「文春砲」の餌食となってしまったことになる。

第2波、第3波への警戒で...

   これら、ネット上の意見については、基本的には理性的なものが多いが、中には「不快なのでもうテレビ出るな」と、怒りをぶつけるような声もある。「自粛破り」への怒りは出てきて当然ではあるが、その一方で、怒りがエスカレートすると危険な側面も出てきそうだ。そう考えると、芸能人は今後、仮に緊急事態宣言が全国で解除されても窮屈な生活が続くことも考えられる。

   というのは、まだ緊急事態宣言が発令される前の4月3日に発売されたフライデー(4月17日号)では、3月上旬の話として、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さん(37)が東京・目黒の飲食店で、自身が主催する「春菜会」を開いていたことが報じられた際には、わずかながら「所詮、芸能人なんかこんなもんだよ」といった、全ての芸能人を十把一絡げにした少々行き過ぎた非難の声が上がったのだ。3月上旬と言えば、週末の外出の自粛は要請され始めてはいたものの、まだ4月に入って緊急事態宣言が発令される前であり、それを考えると、近藤さんに対して出た批判は今から振り返ると、やや強すぎなものがあった感は否めない。

   そう考えると、仮に新型コロナウイルスの流行がいったんは終わったとしても、第2波、第3波の流行が警戒されるようになった場合、その都度、芸能人に対する視線がコロナ以前に比べて厳しいものになる可能性もある。今後、芸能人はこれまで以上に襟を正していくことが求められていくのかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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