エアコミティア、味や音でもイベントを体感 「出張編集部」や「企業出展」も登場

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   インターネット上の企画「エアコミティア」が2020年5月17日、開催された。イベント当日は、プロ・アマ問わず多数の創作作家らが作品発表や通販を行い、ツイッターのトレンドや特集にも「エアコミティア」が載るなどの盛り上がりをみせた

  • 自主制作漫画誌展示即売会COMITIA公式サイトより
    自主制作漫画誌展示即売会COMITIA公式サイトより
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中止となった同人誌即売会の代替イベント

   自主制作漫画誌展示即売会COMITIA(以下コミティア)は、1984年から開催されているオリジナルの作品限定の同人誌即売会。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となった「コミティア132extra」の代替イベントとして、「エアコミティア」がインターネット上で開催された。

   出版社や印刷会社などの企業も、例年「企業ブース」から出店を行っている。今回のエアコミティアでも、常連の企業らが「#エアコミティア出張編集部」や「#エアコミティア企業出展」というハッシュタグを用いて出展した。エアコミティア出張編集部では、集英社の「少年ジャンプ+編集部」や小学館の「少年サンデー編集部」などが作品の持ち込みを募集。ツイッターのダイレクトメッセージ(DM)機能や、ZoomやSkype、Googleハングアウトを活用して、新人作家の発掘に挑んだ。

   キッチンカースプラウトは15日、「コミティア会場名物『オムそば』」のレシピをコミティア実行委員会公式アカウントから公開。「オムそば」は、焼きそばをオムレツで包んだもの。コミティア実行委員会公式アカウントは、

「場内に漂うあの香りを思い出しながら、エアコミティア当日の昼食に #オムそばチャレンジ してみませんか?」

とツイート。17日のイベント当日のお昼には、「#オムそばチャレンジ した!」「#オムそばチャレンジ しました。普通に美味しかったけど、本物食べたい」と、オムそば作りに挑戦したツイートが投稿された。

「次回はきっとリアルなコミティア会場で...」

   エアコミティアの公式グッズの販売も、期間限定で「BOOTH」というピクシブ(東京都渋谷区)が運営するインターネットショップサイト上で行った。購入時に「BOOST↑(ブースト)」という機能を使うことで、支援金を上乗せすることもできる。これらの売り上げや支援金は、「今後のコミティア開催に向けた費用として大切に活用させていただきます」としている。

そして17日15時30分、

「ただいまを持ちましてエアコミティアを閉会いたします。本日は皆さんお疲れ様でした。 次回はきっとリアルなコミティア会場でお会いしましょう!」

   と、実行委員会代表の中村公彦さんによる閉会のお知らせを音声動画付きのツイートで投稿した。通常開催時も中村さんが閉会のお知らせを行っており、臨場感あふれる閉会となった。次回のコミティア「COMITIA133」は9月21日、東京ビッグサイト・青海展示棟での開催が予定されている。

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