新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が発表されていた「ホココス~南大津通歩行者天国COSPLAY~」の当初予定されていたイベント「当日」には、過去のイベント参加者による「エアホココス」ツイートが多数投稿された。
他にも多くの大型イベントが中止となる中、インターネット上では、まるでイベントが本当に開催されたようなツイートを行う「エアイベント」が盛り上がっている。
過去参加者の自主開催に、運営「とても励みになりました」
ホココスは名古屋市の中心部、栄エリアでコスプレを行うことができるイベントで、2020年は5月17日に開催予定だった。しかし、新型コロナの影響から主催のテレビ愛知と世界コスプレサミット実行委員会の公式アカウントは3月31日、ツイッターで開催の中止を発表していた。
そんななか、当初の開催予定日だった5月17日を迎えると、ツイッター上では「エアホココス」というハッシュタグとともに過去のホココスで撮影したとみられるコスプレ写真が多数投稿された。コスプレイヤーたちは、「写真速報でもらった」、「(キャラクター名)で参加してます!」といった現地から実況をするようなツイートを行っている。テレビ愛知や世界コスプレサミット公式アカウントは「エアホココス」に関するツイートを行っておらず、これらのツイートは、過去のイベントの参加者らが自主的に行ったもののようだ。
翌18日には、コスプレサミット公式アカウントが、
「週末に #エアホココス をしていただきありがとうございます、私たちにもとても励みになりました!
また次回みなさまとお会いできることを楽しみにしております」
と、感謝と次回への抱負をツイートした。
こうした、中止になったイベントがまるで本当に開催されたかのようなツイートを行う「エアイベント」は、ネット上で盛り上がりを見せている。同人イベントでは、世界最大級の同人即売会「コミックマーケット」の代替イベント「エアコミケ」が5月2~5日に行われて以降、「COMITIA 自主制作漫画誌展示即売会」や「博麗神社例大祭」などのエア開催が相次いでいる。これらのイベントは、コミックマーケット準備会などの各イベント運営が、公式ハッシュタグを用意し、参加者への呼びかけを行うことで開催されている。「エアコミケ」や「エア例大祭」などのコスプレ可能なイベントでは、コスプレ参加のツイートも寄せられた。
みなさま
— コスサミ公式 (@cosplay_summit) May 18, 2020
週末に #エアホココス をしていただきありがとうございます、私たちにもとても励みになりました!
また次回みなさまとお会いできることを楽しみにしております。
今年のコスサミの開催の方向性に関しては、5/29に発表いたしますのでぜひチェックしてください!