「1週間の学習計画表をつくるという方法を、あくまで一例として示している」
文科省初等中等教育局教育課程課の担当者は12日、電話取材に「文科省は臨時休業中の家庭学習を進めるにあたって、3月以降これまでに、何度か通知を出しています。その中で1週間の学習計画表をつくるという方法を、あくまで一例として示しています。臨時休業が始まった3月時点で、時間割にもとづく家庭学習を導入している学校はありました。文科省はそうした事例を共有し、通知で伝えてきました」と話す。
文科省は4月10日、各自治体の教育委員会などへの通知で、家庭学習の充実についても知らせている。そこには、教科書を中心にプリントや映像といった補助教材を組み合わせて学習を進めるといったことに加え、「時間割」に関する記述もある。
「児童生徒の規則正しい生活及び学習習慣の維持、学習の流れの分かりやすい提示等の観点から、例えば、一日の学習のタイムスケジュールや一週間の学習の見通しなどを併せて示すことで、可能な限り計画性をもった家庭学習を促すこと」
4月21日の文科省の通知でも、家庭学習について「別紙の『学習計画表』なども参考に計画性をもった家庭学習を課すなどの工夫を講じること」といったことを伝えていた。