「親に丸投げしすぎです」
やはり負担は大きいという。疑問点や改善すべき点など、率直な思いをこう吐露した。
「量も凄いです。内容も私自身は教員経験があるので教えられますが、先生がされている授業を保護者が教えられるなら、教員はいらないんじゃないかと思うくらいです。指導案を配って、親にやって下さいと言うなんてどうかと思います。親に丸投げしすぎです。
今回のやり方の問題点は、誰がこの学習内容を評価し、それが実際の成績に反映されるのか等、明確にされていないことです。また、まだ習っていない学習内容にもかかわらず、家庭学習のみで学校での学習と同等と見なすのなら、本当に理解できているのか、誰が評価するのか、親か、課題だけを見た教員か、テストをするのかなど、疑問だらけです。
やれと言われたことなら、我が子の学力に関わってきますので、色々と思うとこはありますがやらせます。ただ、これは各家庭の事情によって、教育格差が確実にうまれます。子どもが多いご家庭は、お母さんが倒れそうになりながらも勉強を見ています。また、シングルの方はお祖父さんお祖母さんに子どもと課題を預け、毎日働いていらっしゃいます」(同)