家庭学習の「時間割」がしんどい 一部小学校など導入、助かりもするけど...働く親の戸惑い

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「1年生の子は、全て親が付きっきりで見なくては出来ない内容」

   兵庫県神戸市に住むツイッターユーザーの「とらねこ大将」さんは、小学5年の長男、1年の次男、年中の長女を育てる女性(37)。上の子2人が通う公立小学校で「時間割」による家庭学習がGW明けの5月11日に開始した。「私にはかなりキツいです」とDMでの取材に漏らす。5年生の子は45分×5コマに及ぶ。

   7~8日に保護者が学校へ時間割と大量のプリントを直接受け取りに行ったが、時間割の進め方について教員から特段の説明はなかった。やはり休校期間中の31日まで続く予定だ。

   共働きで、夫はフルタイムの在宅勤務。自身は「教育関係で非常勤ですが休業中(小学校、子ども園が特別措置のため)。職場自体はやっています。休業中でも自宅で教材の準備や事務作業などがあります」といい、子どもの勉強を見ながらどうにかやりくりしている。

「子どもの勉強(お稽古帳やドリル系の一人でも出来るもの)を見ながら横で(自分の作業を)やってます。または、子どもにパソコンで映像教材の『NHK for school』など、学校から見るように言われているものを見せています。出来ない作業は、子どもが寝たあとに夜にしています」(とらねこ大将さん)

   家庭学習の時間割は、「ご近所さんで子どもに習い事を一切させていないご家庭からは評判がいいです」ともちろんメリットもある。一方で「はっきり言って、私にはかなりキツいです。でも、もらった日からなんとかやってます。我が家は子どもが塾にも通っているため、より忙しさを感じます」と、3児のワーキングマザーは多忙な毎日を過ごしている。

「5年生の子は中学受験のための塾もオンラインで週4日、12時20分から17時50分まであるため、小学校の宿題は朝一の6時半から7時半、夜は塾の宿題などが終わった後、大体21時から22時半にまとめてやっています。

理科はインゲン豆の実験まであり、ある程度は子どもに任せてやらせていますが、『めあて』とずれていないか、指示されていることが出来ているか、本当に内容を理解しているのかなど、親がチェックし評価しなくてはいけないので、終わった後は必ず見ています。

前回の課題は親が全部丸つけするようにありましたが、今回は書いてありませんでした。そのため今回は解答が配られておらず、何を書けば正解かどうか分からないところも多々あります。全教科あるため、まだ習っていない家庭科や英語などは分からないことも多く、5年生でもかなり教えています。

1年生の子に関しては、全て親が付きっきりで見なくては出来ない内容です。なので(時間割のタイムテーブルに書かれている)8時半から12時過ぎまではずっと一緒にやってます。その間、年中の子は基本ほったらかしです。ただ、子ども園からも工作などの教材が送られてくるので、それも一緒にやりつつ、教えてます」(同)
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