東京女子医大「全員PCRで授業再開」に学生反発 「検査の必要あるか」「感染不安」...嘆願書も

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大学側「十分な感染対策を実施」

   大学側は嘆願書を踏まえ、ふたたび書面を送付した(13日付)。

   「6月以降の登校開始を目安に準備を開始しておりますが、今後も本感染症の動向を週単位で確認し、再度、方向転換を行う可能性はあります」「緊急事態宣言がさらに延長になった場合には、6月以降も自宅学修となることが予測されます。そのようになった場合には、次の登校が可能となるタイミングで、検査方法が変わる可能性はありますが、再度検査を行うことも含めて検討を行います」と当初よりトーンダウンし、決定についていくつか補足した。

   PCR検査は民間会社に外注し、「一般診療における検査の妨げにはならないことを確認しております」との見解を示す。

   感染対策も十分に行い、検査前に待機する教室は「万一陽性者がいても待機中の学生さんが濃厚接触者と判定されないように対応を行います。具体的には窓が開放できる講義室で、マスク、フェイスシールドを着用し、間を空けて着席して頂く配置を決めております」とする。

   授業時も「講義室やPC室の机にはパネルやパーテーションを設置し、座り方の工夫やICT(情報通信技術)の利用により、3密を避けたカリキュラムを行う予定としておりますが、さらに感染を回避するためにも、学内では学生の皆さまには基本的にマスクとゴーグルもしくは花粉症用の眼鏡とフェイスシールドの着用をして頂きます」と理解を求めた。

   検査日に登校が難しかったり、不安を感じたりする学生には、個別に対応するという。

   陽性とわかったら、「症状の有無、症状の程度に応じて、本学で現在行っているCOVID対応の処置を行います。症状がないか、軽度の場合には自宅待機を最低でも2 週間は行って頂きます。症状が持続するか改善しない場合には本学の附属医療施設での治療を開始」し、学年閉鎖なども検討する。

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