夏の甲子園中止なら、なんとか「思い出に残る舞台を...」 球児たちの心中想う名門校OB

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「生徒のために何かできないか検討しています」

   全国最多の感染者を出している東京は、東西大会の当初の開幕を1週間先延ばし7月11日に設定。組み合わせ抽選会も1週間延期し6月27日を予定しており、開会式は中止となる。都高野連は夏の選手権大会が中止になっても無観客での開催を目指しているが、開催自体不透明な状況にある。そのような中、J-CASTニュース編集部は、都内の野球名門校出身の元プロ選手に話を聞いた。

「春の選抜が中止になり、夏も中止となれば3年生は公式戦に出場する機会がなくなってしまう。私が卒業した高校では、夏の甲子園が中止になった場合に備えてOB会を招集して生徒のために何かできないかを検討しています。試合をさせてあげたいが、それが無理なら何らかの形で3年生に思い出に残るような舞台を用意してあげたいと考えています。3年間、野球に打ち込んできた証のようなものを残してあげたいですね」(元プロ選手)

   新型コロナウイルスの感染拡大の影響で高校スポーツだけではなく、大学、プロスポーツも延期、中止を余儀なくされている。新型コロナウイルスに感染した力士が死亡した大相撲は、5月24日に初日を予定していた夏場所が中止となった。プロ野球は6月19日に公式戦の開幕を目指して準備を進めているものの、予断は許さない状況にある。夏の選手権大会の開催可否は20日に正式決定される見込みだ。

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