指摘受け「注意書き」の対策を用意
発売したヘソプロダクションの稲本実代表は13日、J-CASTニュースの取材に「誤飲のリスクに関する意見は開発段階でもありました」とし、2つの対策をとっていることを明かした。
1つは、容器に貼る誤飲防止用の2種のシール。「これはハチミツです。食べられます」などと書かれ、ハチのマークを描いた「はちみつアラビックリ!?ヤマト」に貼るためのシールと、「食べられません」と書かれ、口に入れられないことを表すバッテンのイラストを描いた糊の「アラビックヤマト」に貼るためのシールだ。稲本氏は「ヤマト様の商品であるアラビックヤマト用のシールまで弊社が用意するのは違うと思っていたのですが、できる限りケアすべきと思い、2種類用意しました。そのままのデザインを楽しみたい方もいると思いますので、最初から貼った状態ではなく、後から貼れるようにしています」と話す。
もう1つは、別紙での注意書き。糊は食べられないことや、「お子様がいるご家庭では商品管理をしていただくように」といったことを書いているという。シールのほうは当初から商品に同梱することを決めていたが、注意書きのほうは発表後の指摘を受けて追加の対策としてとることにした。
稲本氏は「大事なのは、商品をその役割どおりに使っていただくことだと思います」とした上で、「弁護士にも相談してリスク管理をしています。リスクをゼロにするのは難しいのですが、さまざまなことを想定しながら、できる限りのことをしようと思いました。新商品のハチミツを買っていただかなくても、アラビックヤマトをお持ちのご家庭で今後もし誤飲が不安だという方がいれば、シールを無料送付させていただくことも検討しています」と話している。
そもそもなぜアラビックヤマトの容器にハチミツを入れて商品化しようと考えたのか。それは「シンプルに、私の中でアラビックヤマトの糊がハチミツのように見えていたからです。弊社では過去にもマジックの(編注:ペン型)ふりかけを作るなどしており、アラビックヤマトの容器にハチミツが入っていたらユニークな商品になると思いました」と稲本氏。面白さだけでなく、「スポンジの形状や糊の出方は、ハチミツを入れたら機能面でも使いやすいだろうと思っており、実際に開発時の試験でも綺麗にハチミツが出ました」としている。